海外の旅行、イベント、規制や法律など、様々な情報源を解説します。

【海外の反応】プラスチックゴミ問題、ドイツでの変化を現地リポート

2019/07/17
 
この記事を書いている人 - WRITER -
海外に在住15年目、現在はドイツに在住の趣味ライターです。 ドイツ語はC1レベル。ラテン系の言語も少しわかります。英語の方がやっぱり得意ですが、英語はネイティブではありません。

Hi, I'm a native Japanese writer living currently in Germany. I do writing for a hobby, sometimes in English and sometime in Japanese depending on topics. I am also learning German, too.

EUでは使い捨てプラスチックを2021年から禁止する方向で動いています。

具体的なEUでの法案・実施計画が明らかになる中で、海外では様々な反応が見られるようになりました。

台湾では、2019年から使い捨てプラスチック禁止の実施が始まっています。

カナダでも、使い捨てプラスチックの使用を、早ければ2021年に禁止とする方針が発表されました。

日本もこの動きに、ぜひ続いて欲しいです。

2019年に入って、現地ドイツでも少しずつ変化が見られるようになりましたので、ここでリポートしたいと思います。。

下で紹介するいくつかのドイツのチェーン型大型スーパーを特集します。

エデカ(EDEKA)

ドイツのスーパー エデカ
ドイツのスーパー エデカ

エデカは、ハンブルグに本社がある、ドイツで最も大きなスーパーチェーンの一つです。

WWF 商品を積極的に取り入れるなど、環境への取り組みは、他のスーパーに比較して、常に早い対応をしています。

このエデカにおいて、2019年の春から、次の点が大きく変わってきました。

  • 野菜売り場にて、使い捨て型ビニール袋に、生分解性の袋を採用
  • 野菜売り場にて、使い捨て型ビニール袋ではなく、使い回しのできる自社用袋の販売
  • キュウリなど、個々の野菜を最初からラッピングをしない
  • 魚、肉、チーズコーナーで、使い回しのきく、自社用タッパーを販売

下では、これらの点について、写真付きでさらに解説します。

レアル(real)

ドイツのスーパー レアル
ドイツのスーパー レアル

real は、デュッセルドルフに本社がある、大型ハイパー型マーケット (Hypermarkets) のチェーンです。

「店舗に一度はいれば、なんでも見つかる」というキャッチフレーズからもわかるように、広大な店内に多種多様な商品を販売しているのが特徴です。

このレアルでも、今年の春から、

  • 食品売り場にて、使い捨て型ビニール袋ではなく、使い回しのできる自社用袋の販売

が始まりました。

規制内容

EUでの具体的な方針については、こちらの記事でまとめていますので、参考にしてください。

使い捨てタイプの変化について

ゴミとなる使い捨てプラスチック袋
ゴミとなる使い捨てプラスチック袋

ヨーロッパでは、日本と異なり野菜や果物は量り売りが主流です。

自分で好きな分量を小さな袋に入れてとり、自分で重さを計量します。

計量するときに、野菜や果物の種類をタッチパネルで選択すると、値段が計算されて、ステッカーがプリントアウトされます。

この、印刷された値札ステッカーを、自分で袋に貼ってから、レジに持っていき、精算します。

このとき用いられる野菜袋ですが、ヨーロッパのほとんどのスーパーでは、上の写真のような薄型で手持箇所がある、ビニール袋が採用されています。

日本では、お肉やアイスクリームなど、水分がパックからこぼれてしまうののを防ぐために、薄型で小型のビニール袋を使いますが、それと同等のマテリアルで作られているようです。

ヨーロッパでは、日本の倍くらいの大きさのものが、通常使われています。

生分解するタイプの袋

現状では、ほとんどのドイツのスーパーでこれら従来型の袋が採用されていますが、

エデカ (EDEKA) とレーヴェ (REWE) の二つのチェーン型スーパーでは、この袋が、コンポストで生分解するタイプのものが置かれるようになりました。

だだ、現時点では全てが置き換わっているわけではありません。一部の支店で、一部のコーナーにのみこの生分解タイプのものが置かれているのが現状です。

つまり、同じ野菜・果物のコーナーにも、従来型のものも一緒においてあるのです。

おそらく、このビニール袋に対しては、店舗ごとの取り組みで、チェーン全体としての取り組みではなさそうです。

買う側がどちらを選ぶのか、まだ試験段階と言えそうです。

再利用型の促進

プラスチックごみを減らす海外の反応
プラスチックごみを減らす海外の反応

エデカ、レアル、レーヴェでは、上記の写真のような、網の袋を野菜売り場の目立つ場所で販売をするようになりました。

この網袋の大きなポイントは、

何回も使える

計量時に、網袋の重さを引いて、価格が計算される

という点にあります。

重さを計るときに、「袋あり」または「袋なし」を選択できるようになったので、袋の重さが自動的に差し引かれるため、安心です。

1つ平均で1ユーロほどします。

問題は、

これらの網袋は、規格が統一されておらず、各スーパーさんで少しずつ異なる

という点かもしれません。

これらの規格を統一する必要がありそうです。

再利用型タッパーの導入

プラスチックごみを減らす海外の反応:タッパーの例

量り売りで、肉類、チーズ、魚類、その他お惣菜も販売されています。

これらは、通常は、薄型の紙とプラスチックが2重になった袋で買うか、または、水分が多い場合は、使い捨てのプラスチック容器で買います。

これに対し、エデカでは上の写真のようなタッパー容器を売り出しました。

お惣菜部門でこの容器に入れてもらうように頼むと、

タッパーの重さを割り引いて、重さを計算してくれます。

タッパーのフタに貼られている宣伝では、

パンダの写真とともに「僕のことも考えて!」(Denk an mich!) と書かれているのも面白いですね。

その他

プラスチックごみを減らす海外の動き
プラスチックごみを減らす海外の反応:キュウリの例

そのほか、つい昨年までは、個々のキュウリが上の写真のようにラッピングされて売られたりもしていましたが、

今年に入ってからは、このようなラッピングされたキュウリを目にすることが少なくなりました。

まとめ

以上、2019年の春以降から、ドイツの大型チェーンで見られるスーパでの変化をまとめてみました。

まだまだ、とても小さな第一歩ですが、今後の動向に注目したいと思います。

関連記事

この記事を書いている人 - WRITER -
海外に在住15年目、現在はドイツに在住の趣味ライターです。 ドイツ語はC1レベル。ラテン系の言語も少しわかります。英語の方がやっぱり得意ですが、英語はネイティブではありません。

Hi, I'm a native Japanese writer living currently in Germany. I do writing for a hobby, sometimes in English and sometime in Japanese depending on topics. I am also learning German, too.

Copyright© and more… , 2019 All Rights Reserved.