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Netflix【スペイン産 海外ドラマ】ペーパー・ハウスが世界で大人気の理由

2019/08/02
 
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海外に在住15年目、現在はドイツに在住の趣味ライターです。 ドイツ語はC1レベル。ラテン系の言語も少しわかります。英語の方がやっぱり得意ですが、英語はネイティブではありません。

Hi, I'm a native Japanese writer living currently in Germany. I do writing for a hobby, sometimes in English and sometime in Japanese depending on topics. I am also learning German, too.

ここでは、世界で大人気のスペインが生んだ連載ドラマ、「ペーパーハウス」を紹介します。なぜこれほどまでのヒットに繋がったのか?人気の秘密は何か?その理由を探ってみたいと思います。

例えば、

ストックホルム症候群(Stockholm Syndrome)をご存知でしょうか?

極限状態の中で、犯人と人質が共に時間を過ごすうちに、お互いの間に共感が生まれると言う、

人質が犯人を愛してしまうという、不思議な心理現象があることが知られています。

このドラマの中では、この奇怪な心理現象も、超リアルに再現されています。

ペーパー・ハウス

ペーパー・ハウス」、 スペイン語で ” La casa de papel” すなわち

「紙の家」

というタイトルの海外ドラマをご存知でしょうか?

「紙」とは「お金」のを意味し、「家」は建物を意味します。

紙のお金を印刷する場所、つまり、「中央銀行」を意味しています。

現在、Netflixにて配信されています。

このドラマのテーマは、スペインの中央銀行の強盗です。今時は、オンライン銀行やビットコインの時代ですが、このドラマでは、紙幣を盗みます。

ストーリーの中には多くの興味深い人間の心理学が、とてもリアルに描かれているのが、特徴の一つです。

さらに、ドラマのもう一つの重要な特徴として、ストーリを追っていくと、ドラマのロケーションがとてもリアルに描かれています

今日、アメリカ発のドラマが多勢を占めますが、

「ペーパー・ハウス」は、スペイン、マドリッド発の素晴らしい作品です。ヨーロッパの歴史もストーリの背景にあり、おすすめのドラマの一つですので、ここで紹介します。

キャスト

このドラマでは、銀行強盗グループの物語で、それぞれのキャラクターが独特に設定され、俳優女優ともにキャストたちの役割が特徴的です。

キャストについては、こちらでまとめてあります。

ストーリの設定

ペーパハウス「東京」役 ウルスラ・コルベロ Úrsula Corberó
ペーパハウス「東京」役 ウルスラ・コルベロ Úrsula Corberó

ペーパー・ハウスの主人公は ウルスラ・コルベロ(Úrsula Corberó) さんが務める、「東京」というあだ名の女性です。

注)このドラマの主人公達、すなわち銀行強盗グループのメンバーにはそれぞれ、都市にちなんだあだ名がつきますので、ここでは都市と区別して、あだ名だと分かるよう、「」をつけます。

「東京」は若い頃から強盗を繰り返す不良少女で、ある日、強盗の際にトラブルとなり、人殺しをしてしまいます。

警察の追跡から逃亡する中、「教授」と呼ばれるミステリアスな男性から、史上最大の銀行強盗を計画組織へとリクルートされます。

強盗グループは「東京」を含め合計8人。彼らは「教授」の計画する緻密な強盗計画を、5ヶ月間かけて学ぶのです。

強盗の真の目的

「教授」の計画する強盗計画は非常に緻密で、プランA、プランB、プランC、など多くのシナリオが準備されます。

そして、この強盗計画の目的は、実はお金だけではありません。

真の目的は、「レジスタンス」つまり「体制への抵抗」なのです。

この銀行強盗事件を通じ、人質も含め世論が全体が警察や政府のやり方を非難し、世論が強盗犯の味方となることが最終的な目的です。

人々から共感を得て、世論を味方につけることが目的なため、教授の立てる計画の背後には、様々な人間や大衆の心理が分析されているのです。

男女の恋愛

ドラマの中には、様々な男女関係が登場します。

この恋愛関係のどれもが、「教授」の計画を全て台無しにし、強盗計画を失敗に終わらせてしまう可能性を秘めています。

計画はとても綿密ですが、恋愛関係までは、想定されていません。

そもそも、誰と誰が恋愛関係となるかは、計画が不可能とも言えます。

また、トーキョーがナレーションでも言うように、

この計画が台無しになる理由が愛だったら、それは良い理由ではないだろうか。

こんなスピリットの中で話が展開するので、とてもハラハラするドラマなのです。

そんな中、強盗犯と人質の恋愛関係も生まれるのです。

この強盗犯と人質の恋愛は、最初とても盛り上がります。

しかしその後、これは真の愛ではない、単なる「ストックホルム症候群」だとしてふたりは苦悩するのです。

「ストックホルム症候群ならば、それは本当に真の恋愛感情とは言えないのでしょうか?」

というような疑問を問いかけるシーンでもあり、とても興味深い視点の一つです。

ストックホルム症候群とは?

ストックホルム症候群とは、1973年8月23日、スウェーデンの首都ストックホルム、ノルマルム広場 (Norrmalmstorg )にあるクレジット銀行で起きた銀行強盗事件が元になっています。

犯人は、4人の人質達と共に6日間立てこもりますが、犯行は失敗に終わり、警察側の勝利となります。

しかし裁判となると、4人の人質達は皆、犯人を擁護し、犯人達に不利となるような証言を拒否しました。

通常、人質ならば犯人に対して恐怖感を抱くはずです。しかし、この事件ではその逆で、愛情を抱いていたのです。

その後、ストックホルム症候群が次のように定義されます:

  • 人質達は誘拐犯に対し、良い感情を抱く
  • 人質と誘拐犯は、事件前は全く関係がない
  • 人質達は、警察や政府に対する協力を拒絶する
  • 人質達は、犯人達が脅威であると考えることを止め、逆に、犯人も同じ価値観を持った人間であると考え、犯人の人間性を重んじる。

このドラマでも、「デンバー」と「モニカ」の間にこのような感情が生まれます。

デンバーの性格

ペーパーハウス デンヴァー役 ハイメ ロレンテ(Jaime Lorente)
ペーパーハウス デンヴァー役 ハイメ ロレンテ(Jaime Lorente)

デンヴァー役は、俳優のハイメ ロレンテ(Jaime Lorente)さんです。

「デンバー」の性格は、生まれも育ちも最悪で、ケンカっ早い性格である反面、協調性がります。

パーティー好きで、彼の周りには、なぜか人が集まるようなタイプです。

一見悪ガキなのですが、人に優しい一面があり、憎めない、結構いい奴というキャラクターです。

モニカの性格

ペーパーハウス モニカ役 エステール アセボ (Esther Acebo)
ペーパーハウス モニカ役 エステール アセボ (Esther Acebo)

モニカ役は、女優のエステール アセボ (Esther Acebo)さんです。

モニカは、人の言い成りになりやすく、人に流されやすいタイプです。

自分が幸せになりたいと思っているのに対し、なぜか、大事な時に、自分はいつも間違えた選択をしてしまうと、後悔の多い人生を送っています。

自分に自信が持てないのです。

職業は、中央銀行の秘書なので、小さな頃から、コツコツと真面目に生きてきたタイプのようです。

ある意味で、ドラマの主人公、人に流されることなく我が道を行くタイプ「東京」とは、対照的な性格のキャラクターともいえます。

デンバーとモニカの関係

教授の計画は、人質や世論から、犯行グループが共感を得ることです。

そのため、そもそも人質と犯人の間で人間関係が生まれやすい設定でもあります。

この設定の中で、ドラマでは、ストックホルム症候群がとてもリアルに再現されています。

この二人の行き先はどうなるのでしょうか?

楽しみですね。

評価

俳優の川又崇功さんも、ツイターでこんな評価をされています。

まとめ

いかがでしたか?

ここでは、Netflixで連載されている、スペイン発の傑作ドラマを紹介しました。

ドラマはスリル満点で、一度見たら中毒になってしまうかもしれません。

様々な角度から楽しめる、おすすめ連載ドラマです。

ロケ地

シーズン1と2では、ドラマが撮影されたローケーションが、ストーリ中でとてもリアルに描かれています。こちらの記事も参考にしてください。

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