【海外旅行保険】日本人はいくらでヨーロッパの旅行滞在保険に入れる?

海外旅行は、外食費、交通費、お土産の購入、などなど出費がかさみがちです。

少しでも旅行費を安く抑えたい方にとって、保険を買うのはとても迷われると思います。

こんなとき、保険に入るかどうかで迷うよりも、 まずは、

海外旅行保険がいくらで買えるかを調査することに時間を使いましょう。

ここでは、広大なヨーロッパのシェンゲン圏(シェンゲンエリア)全体をカバーする、ドイツの保険会社の例を紹介します。

ヨーロッパに留学や長期旅行する際には、これらの保険会社からの保険購入を検討してみてください。

注)シェンゲン圏の最新情報については、ウィキペディア「シェンゲン圏」を参考にしてみてください。

事例

先日、私の家族がヨーロッパのスイスへ出張してきました。

出張先で、突然の腰痛。激痛のため歩くこともできません。。。。

腰痛が始まったのは、会議が終わってホテルの部屋で夕方でした。本人は不安のあまり、出張先のパートナーに電話で相談をします。パートナーは、ホテルまで駆けつけてくれました。

そして、救急車を呼ぶことに。

海外での事故

海外に出て、最も多い事故やトラブルは、「医療」や「健康」に関係するものです。例えば、

  • 旅行中に持病が再発してしまった
  • 食あたりにあたってしまった
  • 現地の友人とスポーツやレジャーイベントに参加して、骨折をしてしまった
  • 思いのほか重症で、緊急入院・手術となってしまった

などなど、これらの海外でのトラブルは他人から聞く話であって、自分は大丈夫だろうと思いがちなものです。

それでも、事故というものは、予想もしない時に起こるもの。。。。なのです。

診断

先日の私の家族のケースでは、救急車で運ばれ、病院で様々な検査を受けました。

診断結果は、「ストレス」

つまり、原因不明ということです。確かに、ビジネス出張では商談からのの緊張、飛行機での長旅で、体に多くの負担やストレスがかかったのかもしれません。

請求費

病院から退院する時点で、クレジットカードで医療費を支払いする必要がありました。総額は、クレジットカードでの引き落とし額をみると、

約1,100ユーロ、日本円で約13万円。

彼は、ドイツのある会社で働いていて、ドイツの社会保険に入っています。

その、ドイツの公的医療保険で帰国後精算をしてもらいましたが、保険でカバーされたのは、医療費のみで、救急車代は自己負担となりました。

その救急車代が思いのほか高額で、850ユーロが最終的に自己負担となります。

つまり、なんとかタクシーを使って病院に行っていれば、医療費はほとんど保険でまかなえたのです。

短期間の海外出張だったので、海外医療保険に入っていれば、数千円で保険に入れたはずでした。。。。

海外旅行保険は必要か? — Yes

近年、世界中で医療に関する価格が高騰しつつあります。

特に、公的健康保険がきく範囲ときかない範囲が国によって差があり、緊急時の対応では、痛みに苦しむ人を眼の前にして、わざわざ公的保険が効くかどうかを調べる余裕なんてありません。

少しでも旅行費を安く抑えたい方にとって、保険を買うのはとても迷われると思います。

例えば、1回の旅行あたり1万円を保険料で払ったとして、20回旅行すると20万円ともなります。

しかし、海外、特に欧米で医療機関に1度でもかかったとき、簡単に20万円程度はかかる可能性があります。

そう考えると、海外旅行保険に1万円程度を使うのは、適正と言えるのではなのではないでしょうか。

ポイントは、

もし短期の海外旅行であれば、保険料も安いので、保険に入ることをおすすめします。

長期の滞在となる留学や転勤では、ビザ取得にあたって、保険加入が必須です。

そのため、

保険に入るかどうかで迷うよりも、

海外旅行保険がどれほどの金額で加入できるか、を調査することに時間を使いましょう

まずは、日本の保険会社で、資料請求してみてはいかがでしょうか?

下のリンクから、AIG損保さんの、海外旅行保険の資料請求ができますので、ぜひ試してください。もちろん、資料請求は無料です。

海外の保険会社

保険会社は日本だけでなく、海外にももちろんあります。

留学の場合には、長期間になりますし、現地の言葉を練習する意味でも、現地の保険会社もぜひ調査して下さい。

先日は、私の母がドイツに長期滞在するために、ドイツの保険会社を探しました。

海外でも、やはりオンラインで価格を比較検討して、オンラインで直接購入するのが、最も安いレートで保険が購入できるやり方です。

ドイツだけでなく、ヨーロッパへ長期留学される方向けに、日本人が海外の保険をいくらで買えるのか、例を下で紹介したいと思います。

ドイツでの保険会社

まず、ドイツ語で「保険」は “Versicherung” と言います。ので、このキーワードでグーグルします。

だだ、「保険」だけでは、現地にもとから住む人々向けの保険が検索されてしまいますので、

「ドイツに滞在する外国人向けの保険」(Versicherung für Gäste aus dem Ausland)

というキーワードで探します。

そうすると、ドイツのメージャーな保険会社のリンクがずらっと表示されます。

  • アリアンツ (Allianz)
  • アクサ(AXA)
  • エアゴ(ERGO)
  • アーデーアーツェー (ADAC)
  • ハンゼ メアクア (Hanse Merkur)

などなど、沢山の会社があることがわかります。例えば、アクサでは英語のベージもあるので、便利です。

上の画像は、アクサ (AXA) での例です。

ここからわかるように、例えば、学生さんのような留学生を対象とする、ローコストな保険であれば、

1日あたり約1.5ユーロから

シェンゲン圏をカバーする保険を購入することができることがわかります。

1年間分の保険料も、約300ユーロです。

購入手続きは全てオンラインとなります。支払いもクレジットカードでの支払いとなります。

もし、購入をすでに決めているのであれば、プランを選んで、個人情報を入力して、10〜15分程度で購入手続きは終了です。

事故が生じた場合の精算もほぼ全て、オンライン、すなわち電話と郵送、Eメールでのやりとりとなります。

もし、日本での保険料が高いな、と感じたら、海外にも保険があることも検討してみると良いかもしれません。

高齢者

今回私が探したドイツの保険は、75歳という高齢者の母のためでした。

上で紹介した多くの外国人向け保険は、会社により異なりますが、

年齢制限があり60歳や、70歳以下でなければ購入できません。

そのため、各社に電話をして確認したところ、ハンゼ メアクア (Hanse Merkur) から保険が購入できることが判明します。

購入価格は、留学生向けとほぼ同じ条件で、支払った金額が約2倍の、

1日あたり3.5ユーロ

でした。100日分をとりあえず購入し、350ユーロを支払いました。

格安!

実は、この1日当たり3.5ユーロという保険料は、現地の人々にとっても格安なのです。

ドイツで収入があるならば、法律的に健康保険料を払う必要があります。

法律で定められたドイツの健康保険料率は、給料の総額の14,6です。

そのうち、半分は雇用者である会社が払い、半分は被雇用者が給与からの天引きで支払います。

もし、自営業者ならば、この総額を自己負担しなければなりません。

例えば、2000ユーロの月給であれば、約300ユーロ近くが健康料の総額です。その中から、150ユーロが、毎月の給与から天引きされます。

その他にも、税金、年金保険、介護保険などなどが天引きされて、手元に残る手取りの給与は、1400ユーロ程度です。。。

このような通常の公的な健康保険への支払いと比較すると、一時的な滞在者のための健康保険料は、格安であることがお分かりいただけるかと思います。

もちろん、私の母は、日本でも社会保険料を支払っているので、日本と海外とで二重に支払うことになります。

そのため、

海外での一時的滞在の保険を、格安で買うことができるのです。

まとめ

ここでは、日本人が海外旅行する際に、海外の旅行者用保険にいくらで入ることができるか、事例で紹介しました。

日本ではあまり知られていませんが、海外でも、外国人旅行者向けに、現地で保険を買うことができます。

保険会社の支店でも保険は購入できますが、やっぱり一番のお買い得は、オンラインでの購入です。

もちろん、実際のやりとりは全て現地語または英語になります。

この言葉の壁さえクリアーできれば、あなたが1にちあたりいくらで海外旅行保険に入れるのかを調べてみる価値がありそうです。

まずは、保険料の調査から始めてみてください。